数年前から、雲台にアルカスイス互換のクランプを利用していて、たいへん便利なのだが、プレートを買い増しして悩みはじめてしまった。
互換は、あくまでも互換であって基準では無いのだった。
気がついたのは、ピークデザインのキャプチャーにセットしてみたら。セットできなかったのだ。
背面の溝の形状が違っていたようで、入る方向と入らない方向があったようだ。
互換品なので仕方ないのだろうが、おかげ勉強になった。
他のプレートは思い、まじまじと比較をしてみたら溝のある物や無いもの、形状の異なる物など、なんと全てが違っていた。
気にしていなかったが、ネジも「六角穴付き皿ボルト」であったり「マイナス皿ボルト」や手締めできるタイプであったり、脱落防止のネジの位置や有無など法則性がなかった。
特に、ピークデザインのキャプチャーに対応しているかしていないか良く確認をしないといけないようであった。
また、よくよく見ていると、三角になっている端の厚みが異なっていたり、三角の切り込みの深さが違っていたり、販売している会社ごとにかなり違うようであった。
さらに、三角の溝がある方向が撮影物に対して垂直なのか水平なのかと考えだしてネットで調べて見ると、同じ様に思って調べた記事があり、プレートの発売ページの商品写真や三脚の商品写真を調べ比較していると、やはりメーカー毎に違うようである。
そもそも、アルカスイス”互換”であり、アルカスイス”基準”ではないので、基準値や仕様などが定まっているのではないらしい。
今回、キャプチャーへの対応で気になりだして調べてみたが、キャプチャーの利用を除けばとても便利有り難い仕様である。
友人はケージを利用しているので、アルカスイス互換でないと使い勝手が悪いらし。
以前、展示会で本家の商品を手にすることがあったが、非常に使い安く水平レベルの調整はとてもやりやすく微調整ができるし、自由雲台の動きなどうっとりするほどであったが、お値段もすばらしい物で僕にはなかなか手が出せそうになかった。
